喪中の年だけど出産をしたので、周りの人に出産報告もしたい。
喪中ハガキを出すからそれに出産のことを書いてもいいかな?
嬉しい赤ちゃんの誕生と、悲しい近親者のご逝去。それぞれいつどんなタイミングになるか分からないので、かぶってしまうこともありますよね。
喪中と出産が同じ年になってしまったときの喪中はがきと出産報告の仕方についてご紹介します。
喪中はがきで出産報告をしてもいい?
喪中はがきは11月上旬~12月上旬に相手に届くように出すとされていますが、同時期に出産のご報告もしたいという場合があると思います。
でも、喪中はがきには近親者が亡くなった旨を記載しますので、そこに出産があった旨を記載すると正反対のことを書くことになり、不自然な内容になってしまいます。
出産は大変喜ばしいことで早く皆様にお伝えしたい気持ちも分かりますが、喪中はがきと出産の報告は別に行うようにしましょうね。
さらに、弔事と慶事が重なったときには弔事を優先させるというマナーがありますので、まずは喪中はがきで喪中のご連絡をしてから出産の報告をするようにしましょう。
喪中はがきのマナーとして出産のことは書かない!
そもそもですが、喪中はがきには仏事のご報告以外は書かないのがマナーとなっています。近況などでも書き添えないようにする必要がありますので、注意しましょう。
仲のいい友達などにどうしても早く出産報告をしたいという場合には口頭やメールなどで個別に連絡をすると良いでしょう。
出産報告はがきは喪中の場合いつ出す?
喪中の年に出産報告のハガキを出したいときには喪中ハガキを送り、年賀状の時期を過ぎた後の寒中見舞いの時期に送ると良いでしょう。
出産報告のハガキが年賀状の時期に届くと、先方から「あれ?この方喪中なんじゃなかったっけ?悲しみに伏せてるんじゃなかったのか…」と混乱してしまいます。
たとえば、親戚にも出産報告をしたいとき、親戚が亡くなったのに、年賀状の時期に出産報告ハガキを出すことで、親戚から「不謹慎だ、亡くなった方のことを考えていないのか」とマイナスイメージを持たれかねませんので注意しましょう。
出産報告は寒中見舞いとして出した方が良い?
先ほど出産報告は寒中見舞いの時期に送ると良いとお伝えしましたが、必ずしも寒中見舞いという形で出す必要はありません。
写真入りの通常のハガキでご報告しても良いですし、寒中見舞いで出してもOKです。寒中見舞いとかねて出す場合には、送る時期に決まりがありますので、注意しましょう。
寒中見舞いは1月7日から2月4日とされていますので、この時期に先方に届くように準備しましょう。
出産報告ハガキの書き方と文例
出産報告ハガキを友人に送る時の文例をご紹介します。
○○さんお元気ですか。実は先日○月○日に我が家に男の子(女の子)が誕生しました。名前は○○です。体重○○グラムの元気な赤ちゃんで母子ともに健康です。落ち着いたら連絡しますので、ぜひ会いに来てください。
出産報告ハガキはお世話になった上司や親せきに送る場合もありますので、その際の例文をご紹介します。
拝啓 ○○様
ご無沙汰しております。日々寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、突然ではございますが、○月○日に我が家に体重○○グラムの元気な赤ちゃんが誕生しました。
名前は○○、男の子(女の子)です。母子ともに健康で、新しい生活に戸惑いながらも家族3人で楽しい毎日を過ごしております。
未熟な二人ではありますが、今後ともご指導くださいますよう親子共々お願い申し上げます。
末筆ではございますが、以上でご報告とさせていただきます。
まだまだ寒い日が続きますので、お風邪などひかれませぬようご自愛くださいませ。
敬具
最近は読みにくい漢字のお子様も多いので、ふり仮名をつけてあげると丁寧です。写真入りのご報告にする場合にはたくさんの写真が載っているのを快く思われない方も中にはいらっしゃるかもしれませんので、写真を多用しないようシンプルな物にするのが無難です。
まとめ
喪中や出産は毎年あるものではありませんので、万が一の時に困ってしまうときがありますよね。亡くなった方への想いも大切にしつつ、これから長い時間をともにするお子様のご紹介も上手に行いたいですね。今回の記事が少しでもあなたのお役に立てましたら幸いです^^
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