沖縄県の離島の一つ、石垣島は夏休みの旅行に行きたい人気の場所の一つです。きれいな海や大自然、リゾートホテルにショッピングといろんな楽しみ方があります。また、八重山諸島へ行くための拠点ともなります。
ただ、注意点は台風が多い時期であるということです。台風の接近によっては、飛行機が欠航になり旅行をキャンセルせざるを得ないことにもなりかねません。
8月だけでも石垣島に接近する台風は3~5個です。その前後は、飛行機欠航率は上がります。
石垣島へ台風がくる確率
石垣島は日本屈指の台風が接近する地域で、とても勢力が強く規模も大きな台風が7~9月に接近します。7~9月に発生する台風は約15個です。そのうち沖縄地方に接近する台風は4~5個ほどです。
8月だけでも3~5個の台風が石垣島に接近します。近年では、10月や11月にも台風の接近があったので、9月を超えても油断はできません。
3か月約90日の間に3~5個ですので、旅行の予定に台風が当たる確率はさほど高くありません。たとえ旅行の日程に台風が直撃してしまう不運に見舞われたときでも、落ち着いて行動できるように想定しておくことは大切です。
石垣島への飛行機の欠航率は
石垣島は、夏休みの旅行にもってこいのレジャーあり観光ありのひとつです。ですが、台風の影響も受けやすい地域のひとつでもあります。
平成28年7月~9月の国土交通省の欠航率と、コロナ禍による影響もあるとは思いますが、令和3年10月~令和3年12月を調べてみました。日本全体に対する天候による欠航率は、一番高い確率はJALの0.84%、次いでANAの0.72%、一番低い確率ではJTAの欠航率0%もあります。
便の多さや飛ぶ方向などの影響があるためです。欠航率だけをみると、可能性は低そうです。飛行機が飛ぶ全体の数からすれば、台風が接近した数日の欠航数を割合で見ると、このくらいなのかもしれません。
また、台風の接近は台風の中心が沖縄県の気象官署から300km以内に入った場合をさしますので、台風が接近していても飛行機は飛ぶ可能性もあります。とはいえ、欠航率として可能性は低くても、石垣島に夏の時期に接近する台風の数は4~5個ほどあります。
7月~9月の台風シーズンの旅行は、台風によって飛行機が飛ばない可能性は考えておくことをおすすめします。
国土交通省の資料です
令和3年から令和12月
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001479941.pdf平成28年7月から9月
石垣島の飛行機の欠航はいつわかる?
旅行の予約は数カ月前から行い、念入りにどこに行こうか、どこで夕食を食べようかなどプランを練ることができます。ですが台風が近づいている場合、飛行機が実際に飛ぶかどうかは、早くて前日遅いと当日でないと確定しません。
当日ギリギリの天候で判断をすることが多い印象です。飛行機が欠航するかどうかは、各航空会社によって違いがあります。飛行機の機材の大きさにより風に多雨する抵抗力の違い、パイロットの資格の違いなどによります。
そのためLALは運航しているのに、ANAは欠航したというような場合もあります。台風の強風域は風速15m以上、暴風域は風速25m以上が基準となっています。空路が強風域に入れば欠航の可能性は上がります。
石垣島の飛行機の欠航による払い戻しの方法
天気予報の台風情報などで予報をみながら、通り過ぎて飛行機が飛ぶと考えて行動しておくことをお勧めします。
当日にほぼ台風がくるという日に当たってしまった場合は、航空会社によっては、欠航が確定していなくても1~2日前から変更対象便という便変更を無料で行えたり、キャンセルができる場合があります。
前日には航空会社や旅行会社に確認しておくことをおすすめします。その場合、宿へのキャンセル連絡も忘れないようにしましょう。
旅行は楽しく過ごせたけれど、帰りに台風が接近してしまった場合、宿に延泊できないか相談してみましょう。空港で泊まることもできますが、台風が大きいと空港を閉めてしまう可能性もあります。
台風のなか野宿は危険しかありませんので、宿に戻れるように話をしておくと安心です。延泊扱いになりますので宿泊料がその分かかりますが、通常よりも安く設定されているところが多いです。
ツアーによっては、往路航空便欠航保障がついていることもあるため、プランの確認やツアー会社へ聞いてみるのも一つです。
行きと同様で、変更対象便で便の変更をする場合は、空港やツアー会社に確認をしましょう。振り返便の順番は、一般客クラスの場合は早い者勝ちになりますので、前日早めに対策しておくことをおすすめします。
旅行会社によっては、飛行機の時間変更はネットでできないこともあります。旅行会社への電話がつながりにくくなることもありますので、連絡は早めをおすすめします。
まとめ
夏休みを利用して、楽しく旅行を満喫したい。旅行と台風が重なる確率はそんなに高くはないです。それなのに、念入りに準備をしていたのに、台風直撃という不運に見舞われるとへこんでしまいますね。
ですが、台風が接近した時も想定しておけば、直前に焦ることなく対応することができます。
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