スーパーに美味しそうに並んでいるお惣菜。
全部売り切れることもあればもちろん残ってしまうこともあります。
スーパーで働いたことのない方からすると「余った惣菜って持って帰れるのかなジュルル♪」と思いませんか?
私は学生時代ずっとそう思ってました^^
今回は大手スーパーの惣菜コーナーの社員として勤めたことのある私がスーパーの裏側を大暴露しちゃいます♪
※スーパーの決まりはその会社ごとにまちまちです。今回は「私が勤めていた会社限定」でお話させていただきますので、一概には言えないことをご容赦ください。。。
スーパーの惣菜の余りってどうしてるの?
ソッコーでぶっちゃけますと、全部捨てます。
はい。もったいないです。
マジで。
売れ残りが少しなら良いんですけど、突然大雨になっちゃった日とか、大量に余るので、ゴミ袋いっぱいに捨てることになります。
全部廃棄です。
私は入社した当初、先輩社員に「これ、余ったの持って帰っていいですか(人´v`)??」とワクワクしながら聞いてみたんですが、
「ダメ」
と一蹴。
え、でももったいないですよね??
と聞くと
「本社でそういう決まりになっているから」
とのこと。
そうなのー・・・??(ガッカリ)
スーパーの惣菜の残り物を持って帰れない理由
ある日、職場の同期と話しているときに、廃棄する惣菜を持ち帰れないことについての話題になりました。
ある同僚が言っていたんですが、スーパーの惣菜を持って帰れないのは、食中毒などの事故を避けるためです。
もし持って帰って食中毒になって労災、なんてことになったら、大問題になってしまいますからね。
次の日に使い回す!?そんな都市伝説みたいなのもネット上には書かれていますが、そんなことは一切ありません。
少なくとも私が働いていたスーパーでは皆無でした。
もちろん毎日廃棄にならないように努力はしている
もちろん、お惣菜の値引きや廃棄が多くなってしまうと、利益(もうけ)が少なくなってしまうので、作る量は当日の売れ行きによって決めていきます。
数十分に1度は売り場に出て、商品の売れ行きや天候、お客さまの入などをチェックして、パートさんやアルバイトさんに作る量を指示します。
都度都度作れれば良いんですが、パートさんやアルバイトさんも閉店までい続けてくれるわけではないですし、揚げ物をあげるフライヤーや作業場を掃除しなくてはなりません。
なので、パート・アルバイトさんの勤務時間終了までに、ある程度「今日はコレくらい売れそうだから勤務終了までにコレくらい作ってもらおう」と見切りを付けて指示出しします。
この見極めが結構大事。
見極めを誤るともっと売れるはずの商品が売り場になくて売上につながりませんし、大量に余ってしまうリスクもありますからね。
夏とかは見極めが結構難しいです。
夏の売上把握の難しさ
夏は天気の急変が多いですし、いろんなところでイベントがあります。
スーパーの売上って結構天気に左右されてしまうんですよね。
ゲリラ豪雨とかで、急に土砂降りになっちゃったりすると、一番売れる夕方の時間にお客さまが来れなくなって売れるはずの商品が売れなくなるので、大量に残ってしまう可能性があります。
実際にゲリラ豪雨に泣かされたこともたくさんありました…
「こんなに捨てるんですか!?」とアルバイト君に言われたことも多々。
あと、夜に近くでお祭りとか合ったりすると、その帰りに「わー」っとお客さまが入ってきてどんどん商品売れちゃったりもします。
また、
これが、パート・アルバイトさんに帰ってもらってから売れだしちゃうとめちゃくちゃ困るんですよね…
社員の仕事は基本的にこうです。
惣菜を作る作業はパートさんたちにやってもらう。
パートさんたちが帰ったら、次の日の売り場のPOP(広告)を作ったりパートさんたちへの指示書を書いたり、材料を発注したりと、翌日の準備をします。
売り場に商品が残っていれば翌日の準備に没頭できますが、売り場の商品が売れてしまうと、売上を逃さないためにまた商品を作らなければなりません。
(売上が上がれば自分のお給料も上がりますからね(¥▽¥))
商品を作れば売上は上がるんですが、私の帰宅時間はどんどん遅くなっていくというw
(ナイショですけどサービス残業なんてザラでした。)
さいごに
・・・後半、話は変わってしまいましたが、惣菜売り場のお惣菜は残念ながら余っても持って帰れません。
理由は「食中毒などの事故を防ぐため」。
小さいスーパーとかだと店長の判断とかで店員は格安で変えたり、無料で持って帰ったりしているところもあるみたいですけどね。
うちのスーパーの場合は比較的規模の大きい大型スーパーでしたので、持ち帰りはムリでした^^;
残念。
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