菊芋の芽が出たら食べられる?新芽や根に毒性はないか徹底調査してみた

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菊芋の芽は食べても大丈夫?毒はない?歴史も紹介 グルメ

菊芋は美容や健康に良い栄養素がぎっしり詰まったスーパーフードとして、最近注目を集めています。また、イヌリンという成分が豊富で、天然のインスリンとまで言われています。味にクセもなくカロリーも低いので、普段の食卓に取り入れていきたい食材ですね♪

当記事では、そんな菊芋についてご紹介していきますよ!

菊芋の芽が出たら食べられる?

菊芋を保存していると芽が生えてくることがありますが、菊芋の芽には毒性はありませんよ!芽の部分は食べられないので切り取って、菊芋自体はそのまま生で食べたり料理に使うことができます♪

そもそも菊芋とは、菊に似た鮮やかな黄色い花を咲かせる植物の根っこの部分です。見た目は生姜に似ていて少しごつごつしています、生姜と違い切ってみると中が白いのが特徴です。

芋としては珍しく生のまま食べることもでき、細く切ってシャキシャキとした食感を楽しむことができますよ!

菊芋の新芽に毒はある?

芋の芽といえば、じゃがいもの芽に毒があるので気になりますよね。でも菊芋には毒はないので気にしなくて大丈夫です。新芽についても毒はないですが、食べられないので捨てましょう

菊芋の根が出たら食べられる?

菊芋はそれ自体が「根っこ」です。そのため食べられます。細長い根の場合は食べても美味しくないので食べないほうが良いですね。

菊芋の栄養

そして何より注目なのが、その栄養です!
イヌリンやカリウム、食物繊維などがとっても豊富なんですよ♪

イヌリンは「天然のインシュリン」とも言われ、腸内環境を整え糖尿病などにも良い影響を与えるとされています。

カリウムは、塩分を排泄する役割があり、血圧の上昇を抑えてくれるので高血圧に効果があります。そのほかにも長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足することで筋肉が弱くなってしまうので、筋肉にとって欠かせないミネラルとされていますよ。

また、菊芋はでんぷんをあまり含んでいないため、じゃがいもの半分のカロリーしかありません。ダイエット中の方などにも嬉しいポイントですね♪

そんな栄養たっぷりで積極的に食べたい菊芋ですが、食べすぎには注意が必要です。
菊芋はイヌリンという成分が豊富なため、イヌリンを多量接種することで、お腹が張ったり下痢になったりお腹が痛くなったりという症状が出る可能性があります。
ですが、一気に大量に食べない限りこうした症状が出る可能性は低いので、食材の1つとして食卓に出す分には特に心配しなくて大丈夫ですよ!

食べすぎによってこうした症状が出ることがあるので、「菊芋の芽に毒があるのでは・・・」と勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、先にもご紹介したとおり、こうした症状の原因は菊芋に含まれる成分を多量に接種してしまったために起こるものであり、菊芋の芽に毒があるわけではありませんので、ご安心ください♪

菊芋の保存方法

ただし、菊芋はとてもデリケートな野菜なので、保存方法には注意が必要です。

菊芋は15℃以上になると芽がでてしまい、5℃以下になると低温障がいになってしまいます。
常温保存であれば、冬場の冷暗所で5日~1週間が保存期間の目安となります。
また、冷蔵庫での保存も長くて1週間ほどが目安となります。

腐ってしまうと、干からびたり、カビが生えたり、酸っぱいような匂いがしたり・・・。
せっかく栄養豊富だからと大量に買っても腐ってしまっては勿体ないですよね。

保存の際は、菊芋は水分や湿気に弱いため、泥付きのまま新聞紙に包んで保存して、なるべく早く消費するようにしましょう♪

菊芋の歴史

菊芋は元々北アメリカが原産地です。アメリカの先住民インディアンによって栽培され、彼らにとっては貴重な食料だったと言われています。
1605年にフランス人の探検家がアメリカに渡った際にインディアンが栽培している菊芋をフランスに持ち帰りました。

その後イタリアにも広がっていきましたが、菊芋が広く食べられるようになったのは、1772年にヨーロッパ中で起こった飢饉の時だったようです。
厳しい環境下でも比較的栽培しやすい菊芋は貴重な栄養源として重宝され、さらに第二次世界大戦時も手に入れやすい食材として多くの国で食べられるようになりました。

そんな菊芋が日本にやってきたのは江戸時代の末期、はじめは飼料用の作物として当初は栽培されていました。
ですが、注目を浴びたのはヨーロッパと同じく第二脂世界大戦時。食糧難の中、国民の飢えをしのぐ代用品として配給され広まっていきました。

現在ではあまりメジャーとは言えない菊芋ですが、歴史を振り返ってみると古くから世界中で多くの人々を飢えから守ってきた大切な食料だったんですね(*^^*)

まとめ

菊芋から芽が出てきた場合でも、特に毒があるわけではないので、芽を取り除けば通常通り食べることができますよ!
また、歴史を振り返ってみると、古くから世界中の人々を飢えから守ってきた大切な食料であったということが分かりましたね。

そんな菊芋は、スーパーなどではなかなか見かけませんが、旬の秋から冬頃になると道の駅や産直市場、通販などでは見かけるかもしれません。

私は近隣農家さんの宅配を利用していて、野菜セットに菊芋が入っていて初めてその存在を知りました。

はじめは「どうやって食べるんだろう・・・」と構えてしまいましたが、生のままサラダ感覚で食べれたり、じゃがいもの代わりにカレーや肉じゃがに入れたりと、使い勝手はとても良いことが分かりました!
皮ごと食べられるので、剥かなくて良いのも主婦にとっては嬉しいポイントです♪

栄養満点なうえ味にあまりクセがないので、2歳の息子も美味しそうに食べているのを見ると、旬の時期にはじゃがいもの代わりに食卓に出したいなと思っています♪

皆さんも菊芋を見かけたらぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね(*^^*)

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