文章を書くときに、何となく使っていることも多い句読点ですが、おかしな癖があると同じ文章を読んでも読みやすさに違いが出てしまいます。句読点には「これが正しい」という明確なルールや使い方はないのですが「これは読みにくい」という文章はあります。
句読点の使い方があまりにおかしい場合、日本語もちゃんとできない人なのかと思われてしまうこともあります。読みやすい文章を心掛けることと、一つ一つの文章を短く簡潔にすることで、ぐっと読みやすくなります♪
句読点をつける時に大切なことと対処法
句読点のつけ方のルールはたくさんあります。ですが、何よりも大切なのは、相手が読みやすい文章を書くことです。自分がではなく“相手が”というところがポイントです!
文章を書いたら読み直してみましょう。わかりにくいと感じた時は、文章の語順を変えてみる、簡潔にしてみる、文章を2つに分けてみるなどの対処をしてみましょう♪
私もこの記事を書くまで、あまり句読点を意識していませんでした。正直知らないこともありました。句読点の打ち方ひとつで各段に読みやすい文章になります(*^^)v
正しい句点の使い方
句点は()の注釈の後ろに打ちます
NG例 開店は10時からです(駅前店を除く)雨天時は…
OK例 開店は10時からです(駅前店を除く)。雨天時は…
このように、()がある時は、その後ろに「。」を打ちます。NG例だと、駅前店を除く開店は10時からなのか、駅前店を除く雨天時なのか、()の注釈がどちらを指しているのかわかりにくいです。OK例では、開店が10時なのは駅前店以外だとわかります。
「」内の最後には句点は打たない。
①「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」
② 「おはようございます。今日はよろしくお願いします」
「」内の文章の間での文の終わりは「。」を打ってもOKです。①は、国語の教科書の使い方です。②のように「」の文末には句点をつけない書き方は、出版業界やWeb上の主流な書き方です。
感嘆符や疑問符の後ろには句点は打たない
「!」や「?」のような感嘆符や疑問符の後ろにも句点は打ちません。その代わりに、感嘆符や疑問符の後ろに文章を続ける時は、間に全角スペースを入れます。
NG例 やった!やっと合格した。
OK例 やった! やっと合格した。
正しい読点の使い方
読点は、句点よりも使い方がややこしいので、間違った使い方をしている人は結構います。20~30文字を目安に読点を打つと読みやすい文章になります。
読点は多すぎると読みづらいですし、少なすぎるとメリハリが無くなります。また、区切りすぎると文の意味もわかりにくくなります。
読みやすくするには、一つの文章の中に読点は2つまでに抑えることをおすすめします♪グッと読みやすい文章になります♪
多すぎる例
NG例 今日は、朝、早く起きて、犬の、散歩に、行きました。
OK例 今日は朝早く起きて、犬の散歩に行きました。
少なすぎる例
NG例 明日は久しぶりに晴れると天気予報で言っていたからシーツも全部洗おうかな。
OK例 明日は久しぶりに晴れると天気予報で言っていたから、シーツも全部洗おうかな。
主語を区切る
接続詞の後や主語が長いときに、明確にするために読点を打ちます。
例)しかし、全然勉強してなくて試験できなかったと言っていたAちゃんは、試験結果1位だった。
漢字やひらがなが連続しているときや連続の固有名詞は、読点をつけると読みやすくなります。
例)太陽系の惑星は、「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星」だ。
句読点とは
句読点は、くとうてんと読みます。文章の合間や最後につける「、」や「。」のことです。
「、」は文章の区切りにつけるための読点です。「。」は文章の終わりにつけるための句点です。
小学校で習うものですが、文章にあまり触れなかった人は使い方を間違えて覚えてしまっていることがあります。句読点のつけ方がおかしい文章を読むと、その文章を読むこと自体がストレスに思うほど負担です。
自分ではその文章が普通なため、なかなか気づくことが難しいです。そのため、できるだけ色んな本や新聞・雑誌などの文章を読んで『文章』に触れることをおすすめします♪
句読点のつけ方がおかしい原因
句読点を打つタイミングを理解していない可能性があります。句読点の打ち方がおかしいと、どれだけ良い文章でも読みづらくなり、誤解されやすくなるため残念です。
読点が多くなってしまう原因は、一つ一つの文章が長すぎることが挙げられます。また、思いのままに書き連ねてしまうことも、読点が増える原因になります。
人それぞれに句読点の打ち方にこだわりや個性はありますが、読みやすさを意識して作成することをおすすめします。
まとめ
句読点を意識して打つと、文章はとても読みやすいものになります。句読点次第で、伝わる文章も伝わらなくなってしまうこともあります。
これから文章を書くときには、句読点を少し意識して書いてみてはいかがでしょう?
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