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3歳児でも保育園に入れない?仕事を退職するかもと悩んだ3歳の壁

離乳食

私は子供が3歳になる年、引っ越しにより今通っている保育園を退園し、新しい保育園に申し込みをしなければいけなくなりました。

「3歳なら幼稚園っていう選択肢もあるし保育園入りやすいよね」

 

そんな先輩ママさんの言葉とは裏腹に、3歳児の保育園入所の壁がめちゃくちゃ高いことを実感しました・・・

このままだと仕事やめなきゃいけないかも・・・

3歳から保育園に入るのは無理なんじゃないか?

私が体験した「3歳の壁」の現実をご紹介したいと思います。

3歳児クラスで保育園に入れないのはなぜ?

3歳の壁とは三歳児クラスに新規入園を試みたものの弊害が大きすぎて保育園に入れないという問題のことです。

「保育園落ちた日本死ね」

という言葉が記憶に新しい方もいらっしゃるかと思いますが、このニュースで問題に上がったのは育休明けに保育園に入れず、仕事をやめざるを得なくなった0〜2歳までの子を持つママさんたちが多かったように思います。

私は息子が1歳と3歳のときに保活をしましたが、1歳のときには意外にすんなり入れたので、「3才児ならもっとすんなり入れるだろう」と余裕をぶっこいていました。

でも・・・

保育園の募集要項を見ているとすぐに「3歳の壁」という分厚い壁にぶち当たることになったんです。

2歳までの保育園が増えたことで退園後の保育園が足りない

日本死ね、で保育園問題が取り沙汰されてからか、0歳児から2歳児までの子どもを預かってくれる小規模保育施設、家庭的保育施設(地域型保育施設)が増えてきたと思います。

そのおかげもあってか、私は1歳児クラスの4月入園で無事に息子を第一希望の認可保育園に入れることができたのですが、小規模保育施設、家庭的保育施設(地域型保育施設)などの2歳児までの保育所にこどもを預けているママさんは3歳の時にまた保活をして3歳以上でも預かってくれる保育園に入り直さなければなりません。

「やっと保育園に入れた〜!」

とほっとしたのもつかの間、すぐにまた保育園の申込みをしなければいけないのです。

小規模保育施設、家庭的保育施設(地域型保育施設)はどんどん増えても公立保育園などの認可保育園はなかなか増えないのが現状です。

そのため2歳で継続できなくなった沢山の子が3才児クラスへの入園を希望するのですが、3歳で保育園に入ろうとしても空きが殆ど無いことが多いんです。

3歳児の募集枠はそもそも少ない

1歳の保活体験談の時にもお伝えしましたが、希望の保育園に入園するコツは自分の子供を入れたい年齢の募集人数と一つ下の年齢の募集人数差が大きいところを探すことです。

この人数の差があればあるほど新規で入れる可能性が上がります。

0歳クラスと1歳クラスを比べると募集人数が倍くらいに増えることも多いので、比較的入りやすいのですが、1歳クラスと2歳クラス、2歳クラスと3歳クラスの募集人数は数人しか増えないことも多いです。

たとえばうちの市のある保育園の募集要項では、

  • 0歳児10人
  • 1才児20人
  • 2才児22人
  • 3才児22人

ということで、1歳からの人数はほぼ横ばいです。

3歳クラスの場合は2歳までしか預けられなかった保育所から流れてくるお子さんも多いのですが、こんな状況だと応募する人数に対して募集人数が少なすぎるので、待機児童が増える可能性が非常に高いです。

日本はそんな状況をちゃんと予測して2歳児までの保育施設を増やしたのでしょうか?

3歳の壁はものすごく厚かった…

ということで、3才児クラスは

募集人数 ≪ 応募人数

の差がとても大きいのはもちろんですが、私の住んでた自治体では小規模保育施設などに入所している方の加点数がものすごく高く、転居などで新規申し込みをしたい我が家のようなおうちではかなり不利な状況にありました。

小規模保育園の子にはフルタイムの点数以上の加点がつく

市区町村によって保育園に入るまでの点数(調整指数)のつけ方は異なりますが、うちの場合は

  • 2歳までの保育所を卒園する場合…70点
  • フルタイムで働いている場合…50点

ということで2歳までの小規模保育園を卒園する子の加点は70点プラスというものすごい数値でした。

ひとり親世帯でも10点のプラスですから70点がいかに高得点かがわかります。

でも私はこの制度そのものを否定してるわけではありません。

この高加点制度は2歳時までの保育所に預けてるママさんたちにはとっても優しい制度だと思います。

初めての入所の時に保活して、また3歳の時に保活して、じゃ働くママさんたちの精神的負担はとっても大きい物になります。

なのでこういったママさんたちが比較的楽に継続できるというのは素晴らしい制度ですよね。

でも私は引っ越しによる3才児の新規申し込みだったので特に加点も何もなく、70点追加点のママさんたちと戦うにはかなり厳しい状況にありました。

これが

「3歳児の壁厚すぎじゃね?」

とおもった理由です。

幼稚園の入園希望も狭き門

3歳というと幼稚園にも入園できる年齢ですよね。

なので「保育園がダメなら幼稚園に預ければいい」とか、「保育園から幼稚園に転園する子も多いから空きは増えるんじゃない?」と思われるかもしれません。

でも実はここもかなり狭き門なんです。

同じように考えてるママさんは多くいますので、保育園の選考結果が出てから幼稚園の申し込みをしようとしても幼稚園の募集は保育園の募集終了よりもかなり早く終わってるところがほとんどなので、「もう定員オーバーです」と言われる可能性が高いです。

大体保育園の選考結果は2月頃に出ますが、幼稚園の申し込みは11月頃に終わってるところが多いです。

また、「3歳で保育園から幼稚園に転園する子もいるかもしれないから保育園に空きが増えるかな?」とも思ったんですが、2才児クラスで卒園する子はほとんどいませんでした。

私が通ってた保育園ではうちを含めて3人卒園しましたが、3人共幼稚園希望だったのではなく、引っ越しで他の保育園に行く、ということでした。

他の13人の園児はみんな同じ保育園内で進級していきました。

やっぱり幼稚園だと預かってくれる時間も短いですし、ワーキングマザーがほとんどの保育園で幼稚園に転園させたいという方って少ないですよね。

自分でできることはほとんどない…

このように厳しい保活でしたが、私には点数を上げるためにやれることは全然ありませんでした。

すでに仕事をしながら他の市の認可園に通っていたので認可外保育園に一定期間預けることもできませんし、シングルマザーでもなく家族に障害者がいるわけでも、子供に兄弟がいるわけでもありません。

引越し先の家が建築中で完成予定が3月でしたので2才児クラスの途中入園に申し込むこともできず、3才児クラスの4月入園のタイミングでしか申し込めないという状況でした。

そのため我が家は父母の勤務時間の点数だけで3才児の壁に立ち向かわなければならなかったんです。

3歳時の保活の結果は・・・?

2月の上旬頃のこと。

キリキリと胃が痛む毎日が続く中、市役所から1通の通知が・・・

保育園の選考結果通知でした。

恐る恐る封を開けてみると・・・

「入園内定」の文字が!!

\(^▽^)/ヤッター!

入れたのは第5希望に書いた新設の保育園でしたが、なんとか入園できてホッとしました。

引っ越し前の市では1才児クラスの4月入所で第一希望の園に入ることができたのですが、3才児クラスの4月入所は第5希望の園という結果だったので、3歳クラスの壁の厚さを思い知りました。

入る保育園は先々のことも考えて決めよう

私の住んでる自治体では2歳までの保育所から継続できない子は高点数が加算される仕組みになっていましたが、自治体によっては残念ながらあまり加点されない場合もあります。

そうなると、2歳で卒園してから3才児の預け先がないという可能性が高くなってしまいます。

それを防ぐには途中で3歳以上就学前まで通える他の認可保育園に転園しておく必要がありますよね。

なので、2歳までの無認可園に入れた人は認可園に空きができたらすぐに移ってしまう方も多いです。

これは賢い選択だなーと私は思います。

私が体験した限りですが3歳の壁はめちゃくちゃ厚かったです。

壁にぶち当たる前にちゃんと子供の進級先は押さえておくべきだと思います。

預け先が見つからず大変な思いをするのはパパやママですもんね(>_<)

2才児クラスの終わりに慌てないためにも3歳で新しく通う保育園のこともしっかり考えておきましょうね。

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